2011年6月6日ー京大病院眼科入院の記録(2)−

【入院】

 大腸癌手術という大がかりな手術を体験しているし、部分麻酔の手術もいくどかやっている。しかし眼にメスをいれ、異物を挿入することにためらいがなかったわけではない。世に聞こえた名医が執刀されるのだから安心してまかせなさいとN眼科医院の先生に励まされた。
 「大学病院で治療すると助かる病人もたすからなくなる」とよく聞かされたものだ。これは大学病院の医療水準や内在する非人間性をについての言葉ではなかったと思う。大学病院は基本的には研究教育のための施設であり民間病院とは違うと言うことを強調する別の表現だったのだと思う。はじめて大学病院で治療を受ける日を興味津々の雰囲気で迎えた。
 病棟のセンターで挨拶し、病室に案内された。4人部屋の南、窓側のベットで、東山の新緑が美しかった。平安神宮、円山公園の緑も観察され、清水寺とその門前町もよく見える。
 左手首に患者を認識するビニールの腕輪がはめられる。これがこの病院に治療のために捉え込まれたことを示す儀式のようなものだ。退院の今で外すことが出来ず、言い方がよくないが、「手錠」や「手鎖」みたいなものだ。患者の名前に加えてID番号、バーコード、QRコードも刷り込まれている。

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このページは、kitanihitoが2011年6月 5日 18:13に書いたブログ記事です。

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