2011年6月7日ー京大病院眼科入院の記録(3)

【採血】 

 病院でする体験の中で一番嫌いなのは「採血」だ。検査のためには避けられないことなのだが、検査項目が増えて採血量が増えると針も太いもになる。私の場合はおおかたの看護師さんは針を刺す箇所を見つけるのに苦労する。そういう体質だから仕様がないのだが、いつも不安になる。
 今回の「採血」は最悪の体験となった。4人の看護師さんが次々と自信喪失して交代し、5回目で何とか成功した。「外来の時の中央検査部採血室は上手でしたよ」と私が言うと、「彼女たちは選りすぐりの人たちだからうまいのはあたりまえでしょう」と答えが返ってきた。それは見事なというより、奇異な光景であった。入室して順番札をとって待つと、電光掲示板に順番で対象者が表示される。銀行の窓口業務と一緒だ。何のためらいもなく針を刺し、それだけに不安は少なかった。
 相も変わらぬ場の雰囲気を読めぬ私の発言を中和すべく「人には得手不得手がありますからねえ」と付け加えたが、彼女たちは機嫌を良くしてくれたかどうか。
 考えてみれば、採血の技術はあまり進化していないように思われる。検査項目が増えて患者の負担は重くなったのではないか。本当にあれだけの血液が必要なのか、痛みを軽減する方法はないのか、誰か考えてくれないものか。現状を見ると、私の幼児の頃からの注射針に対する恐怖心は当分続きそうな気がする。 
 

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このページは、kitanihitoが2011年6月 6日 18:40に書いたブログ記事です。

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