2011年6月13日ー京大病院眼科入院の記録(6)ー

【病院の暮らしー相部屋ー】

 私は大きな手術や同室の患者に迷惑をかけそうな場合をのぞいて、個室に入院はしないことにしている。大学教師という職業柄いろいろな階層の人々と接する機会がなかっただけに、病院はこれまでに失ったもの得られなかったものを、回復し獲得する機会でもある。現役の頃は治療にあたる医師たちにとっては、私の肩書きは煩わしいものとうつったことだろう。なにしろ先生筋に当たるのだから。現役を退いたてようやく病院での「自由」を得た。
 同室者とお互いの病について語り、そこから会話がいろいろな方向に展開する、それはわくわくさせられる体験ではないか。
 眼にはさまざまな病があることも知った。とくに「加齢黄斑変性症」を治療するために入院し、失明の怖れと闘っているたちの苦悩を知らされ、片目を失ってもまだ残った片方で生きられるなどと放言していた自分を恥じた。大事に使わなければならない。
 

 

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