2011年12月29日ー年末祭で考えるー

  私が通う診療所では毎年12月上旬の土曜日に年末祭という催しがある。診療所前の駐車場が会場になる。このあたりは西陣の織り屋が整備されて展示場や喫茶に改装されて、古びた町並みはもうこのあたりにはない。 この祭は医師、職員、患者と家族、介護施設に通う人たち、近隣の住民が交流するための催しとなっている
ようだ。
  京都は地域の医療活動に関わる診療所が多く、特に西陣には多い。それぞれの診療所が趣向をこらして多様な活動をしているのだろう。それを観察するという目的あって数年前から出かけている。実際には、食いしん坊の私の胃袋を満たすために出かけていたのかしれない。市北部の山村の人たちが産米を持参しての餅つきがあり、歳末らしい雰囲気を味わいながらつきたての餅をごちそうになれる。
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 恒例の餅つき、野菜市、学生たちのパフォーマンスに加えて、今年はヨーロッパやアメリカをモチーフにしたゲームや屋台が並び、例年以上に賑わっていた。私にとってはこれまでの異邦人的な立場から少しは親密な雰囲気に浸ることが出来た。この診療所にリハビリに出かけるようになったことで知り合い増えたし、職員のかたとも親しなってお祭りの企画にもいくらかはお手伝いすることができた。人付き合いの下手な私にしては挨拶や会話が多くなった。地域の人々にいくらかは受け入れられるようになったということだろうか。
 それにしても、どうして私はこうも口べたで会話が下手なのか。同世代の人のおしゃべりにタイミングよく加われないのだ。大学教師であったせいだろうか。話をする
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ときいつも言葉と文章を選ぶ回路に入ることがならいとなっているようだ。しかし、学者仲間で話をしているときでも私は話題について別のことを考えて突然とんでもないことを言い出す性癖があった。いまでいう「空気が読めない」というやつだ。それに気がついたとき会話をすることが煩わしくなった。女性たちのスピード感あふれるおしゃべりに聞き惚れ、とてもあのようにはなれないとおもう。脳と口をつなぐ回路が男たちとは違うのではないかとも思う。
 来年の年末祭には少しは会話に加われるように成長したいものだ。

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このページは、kitanihitoが2011年12月29日 17:01に書いたブログ記事です。

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