2012年3月3日ー胃カメラー

  昨年末あたりからどうも胃の調子がもう一つで、痛みなどはないのだが、少々もたれるような気がする。薬をたくさん飲んでいるのので、なかには胃の調子を悪くさせるものもあるのだろう。2年に一度胃カメラで検査してもらうことにしていて、予定では来年なのだが、一年早めることにした。
 もう何回も体験している検査とはいえ、あの太い中部がのどを通過するときの不快感を思い出すと、検査室に入るのはやはり気が重くなる。ところが、一年前の様子を記憶していないのだが、機器も技術も改善されていた。ファイバースコープを口からではなく鼻から入れるのものになり、格段に細くなった。前のような嘔吐感もなくすんなりと入ったし、所要時間も短くなったような気がする。鼻腔やのどの麻酔も軽くなった。医療従事者と企業側の開発担当者のたゆまぬ努力と緊密な協力がこれほどまでに患者に見える医療技術はあまりないのではないか。
 私の胃には問題はなく、無罪放免となった。ほっとした。これでまたお酒も飲める。 
 いま、このような優れた医療技術を開発した企業が、経営者のモラルの低下とコンプライアンスに対する認識の低さから、あっという間にその企業価値を低下させている。開発に関わる技術者、製造に携わる労働者、営業に走り回る従業員の努力はこれでは報われない。金融的投機に頼ってでもその地位を維持したい経営者の倫理と技術者や労働者の日常的な労働との間のギャップはグローバル資本主義の支配の下でますます拡大する。労働が正当な位置を与えられる社会をどのようにして実現していったらよいのか。このスキャンダラスな事件の意味を検査を待つ間にあれこれ考えていた。

このブログ記事について

このページは、kitanihitoが2012年3月 3日 10:21に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「2012年2月18日ー骨密度と骨粗鬆症(こつそしょうしょう)ー 」です。

次のブログ記事は「2012年3月18日−最近やたらと他人の足もとが気になる−」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。