2014年10月アーカイブ

 数年前、頸椎の障害で手足が全く動かなくなった。これで私の人生もおしまいかと暗澹たる気持ちに沈んだ。リハビリとストレッチ体操で何とか基本的体力は取り戻せたようだ。再発を抑止できる体力を作り上げたい、可能なら発症前の体力に少しでも近づけたい、これがいまの私の最大の願いだ。
 診療所での週3回のストレッチ体操に加えて、可能な限りリュックサックを背負って万歩計をもって歩くことにしている。リュックに何が入っているか、とよく聞かれる。この際だから明かしておこう。メモ帳2冊と筆記用具、財布と小銭入れ、読みかけの本2冊、カメラと交換レンズ1本、いくつかのお守り。それに買い物袋。これだけでも結構重いのでよろよろ歩く。図書館や博物館に調べ物で出かけるときには、A4の大型メモ帳と京大カードの束が加わり、さらに重くなる。そこでコピーをしたり、書物を借りたりすると、よろよろ歩きは最高潮に達する。
 それに食材を買い込んだときは、買い物袋を手に持つことになる。この姿はすれ違う人びとの眼にはなんと映るだろうか。つれ合いを亡くしたやもめ暮らしの老人か、それとも家を失ってさまよう白髪で髭ぼうぼうの老人か、そのどちらかに違いない。しかし、自分では熊だと思っている。しかもツキノワグマではない、かなり老いぼれているけれども北海道のヒグマだ。
 どう見えようがかまわない。歩けばいろんな発見がある、考えが深まる。この楽しみをどうしてやめられようか。(2014.10.21)

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