新しい上着がほしい(続)

  可能な限り自然の素材を身にまとい暮らしたいと、つねづね心がけている。環境保護主義者、エコロジストを自認する私には、綿製品、皮革、木の製品、特に自然環境に対する負荷の少ない森林から伐採された木材の製品を愛好している。しかし、天然素材のほうが合成物質よりも環境負荷が少ないとは必ずしも言えない。木綿はその栽培に多くの水を使用し、土壌の肥沃度を絞り上げる。安価ですぐに買い換えるような洋服の環境負荷は最悪である。出来るだけ長持ちするもの、直ぐに飽きが来ないものを買い求めることが環境負荷を軽くするためには重要になる。
 
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 さて上着をどうするか。私はこの20年ほど藍染のものを好んで着る。今度も藍染のブレザーがしくなった。西陣の千両が辻あたりに藍染を専門にする店がある。帯や金襴ではな、藍染で売る店が西陣にあるとはめずらしいことだ。診療所の帰り道に散歩を兼ねてこの店を覗いてみた。
 店主のUさんは、私の店の藍染は20年は着て頂けますよと何度も強調した。
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ちょっと待って下さい、私はもうすぐ80歳、20年保障されるなら、私は100歳まで生きなければならない、
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それは到底無理なことです。この問答を何度か繰り返しているうちに、この上着を着たら、曲がり始めた背筋もただされ、活力みなぎる暮らしが続くかもしれないと考え始めていた。新しい服をまとうことには、そのような力があるのだろうと考え始めていた。私が考えていたより高価ではあったが、長く着られ、その分環境負荷が低下すると言うのなら買ってもよいという気分になり始めていた。(2016.2.22)

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このページは、kitanihitoが2016年2月27日 15:02に書いたブログ記事です。

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