雀(すずめ)−わが家の生物多様性(2)ー

 

 わが家の塀越しに隣家の庭木が見える。雀のお宿になっている。隠れるのに格好の茂り具合だからであろう。わが家の庭木にはその種の木はないので、いつもやってくるのは大きな鳥だ。鳥は大抵はなかよくつがいでやってくる。庭木の実もボタンの花弁もあっという間に荒らされる。いつの間にか見たことにない草木が芽吹き成長し始める。鳥たちが持ってきた種が芽生えたのだろう。庭の手入れをしてくれる職人さんはそれらを上手に刈り込んで庭の一部にしてくれる。
R0010710.JPG 数年前に買った古い米が少し残っていた。捨てるのももったいないので、庭に撒くことにした。当然隣家の庭の雀たちが食べてくれると思ったからだ。しかしついばみに来るには来たが、大きな鳥たちにまず横取りされる。キジバトとその他どこでかぎつけたのか名前の知らない知らない鳥たちである。雀たちはそれらの鳥たちが飽食して去った後におずおずと群れでやってくる。それを見計らってか野良猫が塀の上に登場する。雀を狙っているのだろう。雀のえさにと思ったのがとんだ光景を毎日眺めることになった。自分の力で餌をとる野生に安易な飽食の機会を与えているのではと反省をしたりもする。
 庭を荒らされているようなものだ、そのようにもいえるかもしれない。しかし野生の生命力が見えない庭など意味がないのではないか。
(2010,5.15)

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