コンピュータ退院

 10日あまり入院していた私の分身ともいうべきコンピュータが退院した。ヴィールスをすべて駆除できて完治したかどうかはわからないのだが、とにかく帰ってきたのだから良しとしよう。書く仕事がようやく再開できて、うれしい。
 コンピュータを使って仕事を始めたのは1980年代の中頃だったろうか。もう30年ほどになる。その間にいったい何台使いつぶしたろうか。数年前、これが最後のコンピュータと心に決めて少々はり込んで購入したのに、昨年ヴィールスの攻撃を受けてもろくもダウン、今年も同じ状態に陥った。ヴィールスをまき散らして友人たちにも迷惑をかけてのではないかと思う。
 30年もコンピュータを使うと、自分の身体の一部みたいに思われる。これなしには脳髄のほとんど機能停止に陥る。調子が悪ければ悪いで私自身も不機嫌になり、「入院」するとすっかり落ち込んでしまう。10日あまりの休養の機会を与えられたと思えばよいのに、書けないことを気に病んですっかり落ち込んでしまった。
 このコンピュータは、これからもたびたび入院し、手を入れていなければ維持できないだろう。それは少しずつ確実に老いてゆく今の私の身体能力を映しているようにも思われる。そう考えてみると、手を加え補修して使い続けることは、今の私の身体同様重要なことなのだ。私の長命の歩みに合わせてこの機器の寿命も続くことを願うばかりだ。
P9070077.JPGのサムネール画像 落ち込む日々とはいいながら、「忙中閑あり」ではなく「閑中閑あり」で、友人と食事を楽しみ、神戸にも調査に出かけた。久しぶりに泡盛も楽しんだ。辺野古と大浦湾のジュゴンを思った。(2014.9.14)

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