淡水ー2010年4月台湾の旅(1)ー

  昨日から台湾を旅している。これで4度目である。くるたびに新しい発見がある。今日は若い友人R君の案内で淡水を訪れた。
淡水は台北市を流れる淡水河の河口にある。台北市内から地下鉄が走り、交通の便が良くなり小さな港町の風景が一変した。もともと台北に比べて涼しくリゾートちの雰囲気があったようだが、通勤圏に入ったことで都市として拡大しどの家からも海を見下ろせるように設計された高級そのな高層マンションが林立する。

R0010718_edited.JPG もともとこの港はアヘン戦争後に清国が開国をしいられて開港した港であった。港を見渡せる小高い丘の上にかってのイギリス領事館の建物がある。それをみるためにあえぎながら丘を登った。
 紅毛城と呼ばれるこの建物群は二つの部分からなる。一つはいわゆる大航海時代のスペインとオランダ、先住民、鄭成功、そして清の支配、日本への割譲と続くこの国の時代の流れを反映する城塞の蹟である。破壊と再建を繰り返し現代に引き継がれている。もう一つは建て増しされたイギリス領事館である。港が一望できる雰囲気は長崎のグラバー邸をを思い出させる。治外法権をえて君臨したのだから牢獄があるはずなのだが、破壊されたのか公開していないのか見ることはできなかった。
R0010724_edited.JPG 大航海時代とはヨーロッパの歴史家たちが勝手にそう呼んでいるだけなのだが、交易と領土的野心を抱いて海路アジアに進出した。私が訪ねた多くの国々にもその足跡は残されていた。この国も清の支配、日本の統治と単純化できない歴史が秘められている。それぞれの国の国民としてのアイデンティーを考えるときそれは重要な要素になる。
 幼稚園児たちが見学にきていた。展示の説明を聴く姿をみてほほえましくもあり、また国民教育としても意味のあることだと思った。
(2010.4.20)

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