戯言壮語(せんげんそうご)ーブログ開設にあたってー

 ブログ開設にあたって新しい四文字熟語をつくってみた。「戯言」とは「たわごと」「ざれごと」の意味で、それを偉そうに大きな声で言うとの意味だ。「大言壮語」(たいげんそうご)にヒントをえた創作である。「大言壮語」はおそらく和製漢語であろう。諸橋轍次の『大漢和辞典』を覗いてみると、「大言」の第一義は、「すぐれてよい言葉」となっている。「壮語」も、意気盛んに語ることが第一義である。ところがそれが合成されるとあまり心地よい表現ではなくなる。身の程をわきまえず偉そうな口をきく、という意味になってしまう。
 この解釈に従えば、私はこれまで周囲の雰囲気も気にせず、周囲をはばからず大言壮語して生きてきた。時流に逆らってでも自説を貫こううという気力も体力も充実していた。今はどうだろうか。体力は年齢に反比例して衰えつつある。ただ声だけは聴力の低下とともに大きくなった。私の論理も感性ももはや時代の精神とはかけ離れてしまっているのだろうか。マイノリティの語る言葉は若者たちにとってはおそらく繰り言、たわごととしか聞こえないのではないだろうか。
 それでもわたしはあえて時代の奔流に逆らって自分の主張と感性を表現し続けたいと思う。(2010.2.12)

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